MediaMonkeyでは基本的にWinamp2用のInput/Output/DSP/Visualization プラグイン及び専用Generalプラグインが使える。しかし完全な互換性が保証されている訳ではないし、最近のWinamp5用に作られた物は動作しない場合がある。またそもそもWinamp上でも日本語が正しく扱えない物もある為、使えるかどうかは実際に試して見ないと判らない、というのが実情。
また、Winampは昔は現在のiTunesなみに君臨しており多数のプラグインが発表されていましたが、しかし今は当時の面影は全くなく、フリーのプラグインの有用な新作は殆ど出てこなくなりました。
http://www.google.com/trends/explore#q=winamp,itunes
実際、Winamp公式ページにあるプラグインは2006年以前の古いものが8割以上を占めます。ですから過度な期待はしないように。
(註)
DLリンク作の消滅やURL変更は日常茶飯事であり、それらを全部フォローするのは困難です。DLリンク先にアクセスできなかった場合は、Wayback Machine等のWebアーカイブを試すなり、ご自分でネット検索なりして対処し、出来れば当Wikiに新たに見つけたDLリンク先の追記/修正をお願いします。
(註2)
プラグインによっては、特定環境(Win10とか)でMMが起動しなくなる等のトラブルを起こすケースがあるようです。複数をまとめて入れたりせず、1つ入れるたびに動作の確認をすることを推奨。
Plugin のインストール先 †
MM3 および ポータブル版インストールの MM4 では、Plugin は MediaMonkey インストールフォルダ下の \Plugins に入れる。
通常インストールの MM4 では、Plugin は上記と同じ場所に入れれば全ユーザー共通で有効になる。各ユーザーごとに環境を分けたい場合は、以下の所に入れる。
【Windows XP】
C:\Documents and Settings\<USERNAME>\Application Data\MediaMonkey\Plugins
【Windows Vista】
C:\Users\<USERNAME>\AppData\Roaming\MediaMonkey\Plugins
Plugin の主な入手先 †
Plugin 動作確認情報 †
Input Plugin †
標準でサポートしないファイル形式の再生・変換(デコード)機能を追加するプラグイン。また、24bit以上の処理が可能なdspを利用の場合、ビット深度を変更出来るInputプラグインと組み合わせれば音質の向上も期待できる。
尚、標準で再生対応しているファイル形式用のInputプラグインを新たに入れる場合は、標準のInputプラグインはリネームして無効にしておく事(例えば新たなMP3用Inputプラグインを使いたいなら、in_wmp3.dll → in_wmp3.dll.off などにリネーム)。
尚、MMの特徴として、新たなファイル形式のInputプラグインを導入すると、
- タグ読み書きは出来る場合もあるが、通常は出来ないのが普通(DBに保存され、MM上では標準対応形式と遜色なく使える)。
- 音量解析、再生音量揃えは使える場合が多い(リプレイゲイン値はDBに保存)
f_aac_codec (AAC/M4A Encoder / Decoder Plug-in) †
in_!mpg123 (おたちゃん版改悪バージョン v1.18y ot〜) †
- 動作:バージョンによる
1.18y ot109.2:◯ それ以降:×
- 機能
MP3用。出力ビット数を16/24/32/64bitに変更する機能や独自volume調整機能あり。音質がいいと言われている。
- 入手
http://otachan.com/in_!mpg123.html
- 備考
lameエンコーダで作った、フレーム ビットレートに560kbpsまでのユーザー定義値を使った特殊な高ビットレートMP3の再生にも対応している。
in_aif (Relic AIFx Decoder) †
in_aSyFon †
in_atrac3 †
- 動作:◯
- 機能
ソニーのATRAC3(oma)形式再生用。
- 入手
ネット上を探せば、まだどこかにひっそりと転がってる・・・かもしれない。
- 備考
あくまでもATRAC3用。ATRAC3plusやAALは不可。
in_ffsox (FFSoX Player 2) †
- 動作:◯〜△
基本的に動作するが、形式や環境によっては、拡張子追加変更の設定後に再起動しないと有効にならないかも。
- 機能
FFmpeg と SoX のライブラリの使用により、FFmpeg でデコードできる数多くの形式を再生できるようにする、破格のプラグイン(ただし勿論タグは扱えず、楽曲情報はライブラリへの登録になるので、基本的に再生や他形式への変換用に)。マイナー形式対処はほぼこれ一本でカバーできる。
- 入手
http://in-ffsox.sourceforge.net/
- 備考
標準添付の FFmpeg ライブラリは機能限定版らしいので、多形式を扱いたければリンク先の説明に従ってフルバージョンの shared FFmpeg build に入れ替えること。これにより、ATRAC3、OPUS、RA、AC3 といった特殊なものでも再生可能なのは確認済み。QuicktimeなしでAAC、ALAC再生も可能。他にどんなものが再生できるかは各自でお試しを。ただしFFmpegのバージョンによる相性があるかも。
in_flac (flac-1.2.1-win.zip) †
in_libwmp3 †
in_mad (0.15.1b その1) †
in_mad (0.15.1b その2) †
in_midi (V3.13) †
in_mp3hd †
- 動作:△(v1.4.2で確認)
ロスレス再生自体は可能だが、様々な制約があるので使用には細心の注意が必要(備考欄を参照)。
- 機能
Thomsonが性懲りも無く出してきた、MP3と互換性を持つロスレス圧縮フォーマットmp3HD形式のロスレス再生用。設定により通常のMP3用としても使用可能。
- 入手
http://winampheritage.com/plugin/mp3hd-input-plug-in-v1-5-0/221984
http://windows.softwareweb.com/download/mp3hd-input-plug-in-BTEZPY.html
- 備考
- 再生品質を"mp3HD"に設定すると通常のMP3を再生は出来ないので、通常のMP3用プラグインは残しておくこと。
- in_wmp3.dllをin_mp3.dllとリネームしておくこと(これをしないと起動時にエラー発生)。
- 終了時にエラーが出た場合はキャンセルをクリックすること。
- in_mp3hd.dllがMP3用プラグインよりも設定画面で上位になっている必要があるので、in_!mp3hd.dll等とリネームすること。
- mp3HDから他形式への変換ではエラーが発生し、非可逆の音質になる(out_filewriteなどを使って可逆音質出力の各種ファイル形式での書き出しは可能)。
- mp3HDファイルに対する音量の解析は問題ないが、「トラック音量を揃える」をやるとロスレス再生不可になるので注意が必要。
- 可逆差分データはID3v2タグ内に格納されているので、ID3v2タグを削除すると可逆部が削除されて普通のMP3になってしまう。
以上のように様々な問題(本Pluginの話だけでなく、規格そのものの本質的問題も数多い)があり、また通常のDAP上では「無駄に容量だけ消費するMP3」でしかない。mp3HDに対応するDAP(サムソンから出てるらしい)所有者でも無い限りメリットよりデメリットのほうが大きく、利用はお勧めしない。
in_mp3PRO †
in_mp4 (2.1b) †
in_mpg123 (ズレバグ修正版 v1.18t) †
in_ofr †
in_tak †
in_tta (V3.2 改造版Beta7) †
in_vorbis-n1.43 †
in_wave-2.07 †
in_winampac3 †
in_wv (WavPack公式Plugin) †
Output Plugin †
新たな出力方式を追加するプラグイン。リサンプリング機能を持つ物や、音声をファイルに直接出力する物もある。
out_asio (おたちゃんdll版v0.67 SSE2、exe版v0.70 SSE2) †
- 動作:◯
- 機能
ASIO出力。リサンプリング機能付き。
- 入手
http://otachan.com/
- 備考
音量調整機構が省かれているため、これを使うとMediaMonkeyで音量調整が出来なくなる。
当然ながら各サウンドデバイス用ASIOドライバの導入が必要。
out_disk (5.23) †
out_ds_ssrc †
out_filewrite †
out_ks363 †
out_lame †
out_sqr (SQRsoft Advanced Crossfading) †
General Plugin †
Last.FM Scrobbler Plugin †
streamripper †
DSP Plugin †
イコライザやリバーブに代表される、音を加工する機能を追加するプラグイン。但しWinampの古いdspプラグインには比較的低品質の物も多いので、よく吟味して選ぶべき。最近ではFrieve Audio、uLilithなどのプレイヤーやBASSオーディオライブラリのように、高品質かつ種類の豊富なVSTエフェクトへの対応が広がり始めており、MMでもVST Host Winamp Bridge経由でVSTエフェクトPluginを利用した方が良いかも。
尚、DSPが対応してないサンプルビット数のデータが入力されると、音が出なかったり雑音まみれになるので、24bitなどのデータを持っている場合やInput Pluginでビット数変更をしている場合は注意が必要。そのため、各Pluginの対応ビット数を確認のこと。特に古いものは多くが16bit限定動作である。
また、MM4.0では動画再生ではDSPは効かない(改善要望は既に出ている)。
AdaptX v3.5 (dsp_adaptx35) †
Bauer stereophonic-to-binaural DSP (dsp_bs2b) †
- 動作:◯
- 機能
通常のステレオ音楽はスピーカーで聴く事、即ち左右各チャンネル音を両耳で聴く前提で作られているため、ヘッドホンでは不自然で聴き疲れのする音になってしまう。bs2bは各チャンネルの音を周波数ごとに適度に遅らせつつ逆チャンネル側へ少量流す事で擬似的にバイノーラル化し、ヘッドフォンでステレオ音楽を聴く際の不自然さを軽減する。16、24、32bit。
- 入手
http://bs2b.sourceforge.net/
DeFX v0 97 (dsp_DeFX) †
Enhancer 017 (dsp_enh) †
iZotope vinyl (dsp_iZVinyl) †
Jammix Enhancer 031 (dsp_jammix) †
Pace Maker (dsp_pacemaker) †
Sound Solution V1.31b (dsp_ss131b) †
SRS WOW Thing! (dsp_wt) †
Stereo Tool (dsp_stereo_tool) †
Take it Easy (dsp_tie) †
VST Host Winamp Bridge (dsp_vst) †
Winamp Freeverb (dsp_freeverb、dsp_freeverb_gpl) †
YOU WA SHOCK! (dsp_YOU WA SHOCK !) †
Visualization Plugin †